必要なもの
マイクロ4/3規格の発表から先日の実機第1号の発表までの1ヶ月ちょっとで、「デジタルカメラ」のひとつの過渡期に差し掛かっているような気がしている。パナ社からの実機発表後のこの3日ほどで、僕が目にした巡回ブログ記事でも賛否両論な記事がアップされている。そんなことを踏まえたうえで、私的な「カメラ・写真」についてまとめておこうかなと。
さて、そもそも自分の生活の中に「カメラ・写真」というカテゴリーが定着したのは実にこの1年ほどでしかない。もともと財政資金的に余裕などあるはずはないのに、予算10万からスタートした「カメラ・写真」趣味は現在、K10DとE-410の2台体制になっている。1年前の自分には信じ難い現実だ(笑)
ではなぜ2台体制になっているのか?を今更ながら考えてみる。
・毎日持ち歩くには(贅沢な話ではあるが)K10Dは中途半端に重い。
・「E-420+パンケーキ+ボディジャケ」のスタイルにヤラれた(笑)
・「E-410のレンズキット」が手持ちのレンズ売却金額とトレードできた。
・そうなるとパンケーキとジャケは気合いで購入してしまった。
・K10Dでは実現できない「小型軽量」の換算50ミリ相当の「デジタル1眼レフカメラ」システムが完成した。
結局欲しかったのは「可能な限りの小型軽量なデジタル1眼レフカメラ」だったということ。で、そのとき手の届くところにあったのが「E-410の」パンケーキスタイルであったと。また、K10Dの「重さ」というマイナス要素は、その操作性をもって相殺されてしまうほど魅力的なモノなのであったり、E-410のファインダーを覗いたあとにK10Dのファインダーを覗くととても幸せな気分になれたりするので(笑)手放す気にはなれなかったのだが、やはり「軽さは正義」なのだ。
ちなみに、E-410パンケーキスタイルに手を出す前にリコーのR8を使ってみたが、結局コンパクト機のレスポンスには体が馴染まなかった経緯があったりする。ただ、嬉しかったのは「ポケットに入るカメラサイズ」という部分だった。デザインもお気に入りでした。
「カメラを持っていないと写真は撮れない。」
当たり前のことながら、とても重要且つ難題であったりする。仕事の都合上、カメラを常備するとカメラシステムにはとても過酷な環境となる。落下の危険性とか水分、粉塵関係・・・あ、仕事上、常備しなくてはイケナイのかどうかというのはこの際、置いといて、持っていてもOKという前提で(笑)。実際、R8というカメラはサイズ的な条件は合格でも、防塵防滴機能がないというのには無理があった。というか、購入時は半分デザインにヤラれていたので、自分の使い方が悪いだけだけどね。
ここまでで自分に必要なカメラとは「デジタル1眼レフカメラのレスポンス」と「コンパクトデジカメなサイズ」なカメラとなる。それが理想。現在のE-410のシステムではサイズ的に不満ではある。故に理想のサイズより大きいので常備とまではいかない。さらには防塵防滴ではないためレンズジャケットで武装して肥大化していたりもする。
そんな中 「常備しているカメラ」 が、ひとつだけある。
auケータイのW42CAだ。コイツと離れることは入浴中くらいのものだ。その気になれば浴室にも連れて行くこともできるだろう。しかしながら、コイツのカメラ性能は自分の「カメラ・写真」趣味を満足させるに値しない。いつも一緒に居るのにとても残念な現実だ。
と、いったところで今後のマイクロ4/3機を考える。
「デジタル1眼レフカメラ」というカテゴリーから派生しデジタルカメラとしての「新しい形」を実現していくであろうマイクロ4/3規格。今回のパナ社のDMC-G1に込められた未来予想図は、僕レベルでは想像も付かない機能と可能性を秘めているようだ。
今まで必要とされてきたパーツが、新しい技術により代替され進化していく。必然的に「デジタル1眼レフカメラ」的な容姿は不要となり、今までより小さく軽い形になっていくのかもしれない。極端な話、今のデジタル1眼レフカメラの性能が、僕がいつも持ち歩いている携帯電話のような容姿にさえなり得るのかもしれない。そんな可能性を感じずにはいられない今回のマイクロ4/3規格。
ただ、もし、そうなったとしたとき、果たして僕は「そんなカメラを持ちたいと思うのだろうか?」という疑問。
僕自身の頭の中で話が飛躍しすぎている感は否めないのだが、今はまだ「カメラの形をしたカメラ」を持っていたいというのが正直な気持ちなんだと思う。DpreviewのPEN Digiみたいにわかり易~い形でね(笑)
by kobatch_r-rs
| 2008-09-15 09:58
| ヒトリゴト